弥兵衛平湿原の播種 筵かけ  2011年10月2日


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10月2日(日)弥兵衛平の植生復元作業はいよいよ今年度の最後を迎えました。
改めて地図上に場所を示しておきます。

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今年の播種対象箇所は見取り図のように形が複雑なところで、面積も推測であり、
緑化ネットや莚によるマルチングも、形を合わせるのに大変苦労しました。

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朝は快晴で、ルンルンで出発したのですが、現地到着の頃から雲が出始め、
風が次第に強まり、気温はだんだん低下し、鼻水を流しながらの作業となりました。
必要な資材を弥兵衛平中央部の現場に集め、作業開始です。

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複雑な曲線を描く裸地部分に、種まきは簡単にできるが、ネットや莚をどう合わせるか。
それが最大の苦労でした。

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裸地部分が健全な湿原に小さく湾入しているところにも丁寧に種を巻き、ネットをかけました。
なお、緑化ネットはすべて2枚ずつ被せていきました。

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面積の大きいところでは、種をまく傍らから緑化ネットを被せます。
何しろ風が強くなったので、そうしないと播いた種がみな飛ばされてしまうからです。
幸い参加者が総勢で22名もいたので、人海戦術で頑張りました。

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今年度分の種まきとマルチングが終わったので、昨年と一昨年に播種し、ある程度植物が
生育しているところにも、凍上(霜によって根が押し上げられる現象)防止用の莚をかけました。

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上記の現場(第2植生復元区)よりももっと東に、第1植生復元区があり、そこにも一昨年に
播種したところや、生育の弱いところがあります。そこへ別働隊数人に行ってもらい、
やはり凍上防止用の莚を被せました。

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第1植生復元区を別の方向から見たところです。