東吾妻山,鎌沼周辺の観察会 2010年7月4日
福島の浄土平から東吾妻山,鎌沼周辺の観察会がありました。浄土平から姥ヶ原を通り,
東吾妻山に登り,姥ヶ原に戻り,鎌沼の周りを回り,酸ケ平を経由して浄土平に戻りました。 お天気が心配でしたが,少しだけ雨に降られましたが,まあまあの天気でした。
金子さん運転のマイクロバスで浄土平に向かい,ビジターセンターのところで,開会式でした。
後ろの一切経山の山壁に,噴煙が見えます。ゴーゴーと音をたてていました。活火山です。
今日は,福島の高山の原生林を守る会の会長の佐藤守さんに案内してもらいました。
高山は,本日の目的地の東吾妻山の東側にある山ですが,以前にスキー場開発計画が あったそうです。佐藤さんたちが反対してスキー場計画は断念。 佐藤さんは,植物とくに樹木に詳しく,いろいろ説明を受けました。
一切経山は,1893年(明治26年)に大噴火し,現在の周囲の植物はその後に,
生育したものです。佐藤さんによると,写真の場所は,遷移途中の状態を良く示す ところで,中木,低木,草本などが典型的にそろっています
鎌沼周辺に植生復元の実験地があります。復元はうまくいっていないようです。
荒廃して植生を失ったところに植生マットが敷いてありました。
ただ,経験によると,これでは植生回復は難しいと思われます。
アヅマホシクサは,このような水たまりに出るのだそうです。
水中花の星草はとてもきれいだそうです。
東吾妻山山頂で記念撮影
ウマスギゴケ
マルバシモツケ あちこち満開でした
タニギキョウ
ヨツバムグラ 葎(ムグラ)は,藪になる雑草のこと
アズマシャクナゲ 吾妻連峰だが,アズマシャクナゲはなく,ハクサンシャクナゲだけだった。
アカモノ
イワカガミ 群生して咲いていました。
マンネンスギ 名前のいわれは,枝葉が杉ににていて,長く青々としているからだそうだ。
イソツツジ
ハクサンチドリ ?
クロウスゴ 黒臼子。実が黒くて小さな臼のようなへこみがあるので。
オヤマソバ 東吾妻山の山頂で撮影。吾妻連峰で,東吾妻山だけに生えているのだそうです。
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