弥兵衛平湿原の種子採取 2010年8月22日
弥兵衛平湿原・植生復元作業の第1回目採種作業が行われました。
8月22日(日)午前7時20分ロープウェイ湯元駅集合で,約20名参加しました。 健脚班,本隊,ゆっくり班の3班編制で,体力に応じて参加できるようにしています。
健脚班は,大量のむしろを荷揚げし,その上に採種します。
むしろは,播種した際にかぶせます。大きなむしろを荷揚げするのはとても大変です。
本日は,市民感謝の日ということで,ロープウェイ,リフトが米沢市民は無料になり
子どももたくさん登っていました。
小凹湿原でミヤマホソコウガイゼキショウから採種しています。
ミタケスゲも豊作でした。こちらは,ゆっくり班の弥兵衛平の西端のミタケスゲ採種の様子です。
植生復元地に自生し,開花したエゾオヤマリンドウ
播種した植物と違う種類の植物もいろいろ出てきています。今は,人工的な緑が少し戻ってきた 状態ですが,今後,時間をかけて,地表をミズゴケ,モウセンゴケが覆い,ヌマガヤ,ミカズキグサ などの優占種が繁茂する高層湿原の本来の植生の状態に戻ることと思います。
8月22日の植生復元地の様子です。下界では記録的な熱暑が続いていますが,
弥兵衛平も乾燥しているようで,青々ではなく茶になっています。 |