弥兵衛平湿原の種子採種 2011年8月28日 |
午前7時20分ロープウェイ湯元駅集合です。 お天気の悪い日が続きましたが,本日は晴れの予報。 予報どおりのお天気であることを祈って。 参加者は30名。森林管理署からも片桐さん,塚本さんのお二人参加。 健脚班(荷揚げをして名月荘あたりまでいく),本隊,ゆっくり班の3班に 分かれて班編制しました。 |
かもしか展望台で,小休止です。 |
晴れそうな雲ですが,どうでしょうか。 |
人形石を降りたところの小凹湿原で最初の採種作業。 ここでは主にミヤマホソコウガイゼキショウをとります。 茎の先端の種の部分をとりますが,結構取りづらいです。 |
弥兵衛平湿原の入口です。ここでは,ミタケスゲをとります。 ミタケスゲは,つんつんとした実でとりやすいのです。 |
第一植生復元地でお昼です。座っているのが植生ロールというものです。 水が流れて泥炭を浸食するのを防ぎます。 ところで,この座っているあたりの植生ロール上は,0.2マイクロシーベルトあり, 結構と放射線値が高いのでした。 |
ここの第一植生復元地での放射線値は,最高で0.36マイクロシーベルトもありました。 下流部分の植生ロール上の値です。原因は?? この写真のカメラを持っている場所あたりが最高値の場所です。 |
昼食後に,青柳代表から今までの経過の説明がありました。 ぼさぼさと繁っている所が,2004年に播種した箇所です。 一見すると,かなり植生が復元しているように見えますが,本来の湿原植生は, ミズゴケ群落であり,そこに到達するには,まだまだ年月が必要です。 |
第2植生復元地です。奥が一昨年に播種した箇所。 手前が昨年に播種した箇所です。雲行きがあやしくなってきました。 |
ゆっくり班が人形石で記念撮影しました。ご苦労様でした。 帰りは,先頭をゆっくり班で,記念撮影後に本隊が人形石に到着しました。 |
2011/08/28の採種作業があり,簡易測定器で登山道などの放射線量を測定してみました。 木道や地表面の測定値で,単位は時間当たりマイクロシーベルト (1)第3リフト終点。(2)かもしか展望台。(3)大凹との三叉路。(4)人形石。(5)途中の休憩地点。(6)小凹湿原入口。 (7)大平温泉への分岐。(8)弥兵衛平湿原の第2植生復元地の木道。(9)同上の植生保護のムシロ上 (5)や(7)がやや高い線量だ。(9)のムシロは,各地の稲わらで高い線量が出ているので このムシロからも高い線量を予測したが,意外に木道よりも低かった。 |
今回,一番高い線量は,第一植生復元地の植生ロール上で測定された。 第一植生復元地の木道は,0.088でそれほどでない。 復元植生のムシロ上なども,0.083だった。 ところが,植生ロール上では,0.21や0.36と高い値だった。 |