弥兵衛平湿原 第1回 採種作業  2017年8月6日


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本年初めての採種の出発式です。
午前7時20分に天元台ロープウェイ湯元駅に集合。
青柳代表からあいさつ,本日の作業の内容,注意点の説明がありました。
なお,青柳代表は諸般の事情から,出発式のみ参加です。
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参加者は総勢26名で,置賜森林管理署から7名,会員11名,一般8名です。
今までは天候不順で,西吾妻観察会は悪天候,弥兵衛平湿原観察会は中止でしたが,
本日は天候に恵まれました。
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健脚班は,こもを荷揚げして名月荘まで行き,ミタケスゲなどを採種するため最初に
出発し、この写真は,第3リフト終点から登山道に向かおうとする本隊の様子です。
本日は,ゆっくり班の班編制はありません。
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人形石から東に向かいます。小凹湿原が見えます。
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今回は,いつものヌマガヤ,ミカヅキグサ,ミヤマイヌノハナヒゲ,ミタケスゲ
ミヤマホソコウガイゼキショウの採種に加えて ワタスゲ,チングルマも採種します。
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今年から,のぼり旗も立てて種取りをしています。
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本日は採種だけでなく,定点の植生回復状況の撮影と,定点の緯度経度の測定も行います。
緯度経度は,新たに購入したGPSを用います。
定点は,1から23までありますが,20以降の定点ピンの確認ができず撮影できませんでした。
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これは定点No4を撮影したものです。
北を上に設定し,メジャーを置いたものと,置かないものとを撮影します。
この写真はもちろんメジャーを置かないものです。
今後,この写真に,5cmずつの方形枠を作図して植物の種類ごとの被度などを判定します。
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作業が終わり,撮影部隊が帰途につきます。
午後2時近くになっており,午後4時までに第3リフトに到着する必要があります。
リフトは午後4時が最終です。
時間に余裕があれば,各回復区の外周をGPSで軌跡測定すること,植生定点に見られる
判別困難な芽生えの拡大撮影も行う予定でしたが,まったくできませんでした。
弥兵衛平は遠くて作業が大変です。
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ミヤマホソコウガイゼキショウ
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ミタケスゲ まだ少し採種には早いようです。
ヌマガヤもようやく穂が出た程度でした。
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チングルマ,ワタスゲは採種可能な様子でした。これはチングルマ
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無事に怪我もなく,湯元駅で解散式です。次回の採種は8月20日の予定です。