2018年8月11日 弥兵衛平湿原 第1回種取り作業 |
弥兵衛平湿原の植生回復の播種用の第1回種取りを行いました。 種取り対象の植物は,湿原の先駆植物や優占種の,ミカヅキグサ,ミヤマイヌノハナヒゲ ヌマガヤ,ミヤマホソコウガイゼキショウ,ミタケスゲの5種です。 午前7時20分に天元台ロープウェイ湯元駅に集合です。 20名の参加で,置賜森林管理署も参加下さいました。 |
眼下に小凹湿原が見えます。 天気はやや不安定ですが,集合時間にはガスがかかっていましたが, ここでは視界がよくなっています。 今回は,明月荘付近,弥兵衛平湿原,小凹湿原と3グループに分けて種取りを行いました。 |
本日は,先日8月6日に定点が不明だった3箇所の定点を探して 植生を撮影する作業も行いました。 なんとか無事に全部の定点を発見して撮影をしました。 |
これは弥兵衛平湿原での種取りです。 今年は,ミタケスゲが少し触ると種がポロポロと落ちるくらいの状態です。 ミヤマホソコウガイゼキショウは,乾燥で枯れているものが多く,採種が 難しい状況でした。 ヌマガヤ,ミカヅキグサ,ミヤマイヌノハナヒゲは採種適期です。 |
植生回復作業で湿原に入っていることが分かるように幟を立ててます。 |
先日8月6日よりもかなり多くエゾオヤマリンドウが咲いていました。 |
一番遠くで採種していたグループも戻ってきて,小凹湿原のところを歩いています。 |
第3リフト乗り口に全員無事に戻り記念撮影をしました。 |
今回の収穫を前に解散のセレモニーです。 収穫した種は,乾燥して秤量し,9月23日に弥兵衛平湿原に種蒔きをします。 天気は,晴れたり曇ったり,少し水分がぱらぱらと降ってきたりと,不安定でしたが, 雷はならず,それほど暑くもならず,まあまあでした。 |