播種予定箇所の設定と作業


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7月23日、予定どおり小凹湿原の播種予定箇所の設定と
弥兵衛平湿原での作業を行ってきました。
リフトの頃は快晴でしたが、徐々に雲が多くなり、
ジリジリの暑さでなかったので助かりました。
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小凹湿原に2m×2mを2箇所、播種予定地の設定をしました。
小凹湿原では初めての植生回復作業なので、試験的に小面積で行います。
ここも、磐梯朝日国立公園の特別保護地区なので環境省の許可を得ています。
かなり曇ってきました。
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2m×2mの赤紐を張りました。これは1カ所目 木歩道の北側(山形県側)です。
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2カ所目 木歩道の南側(福島県側)
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小凹湿原での設定が終わり、弥兵衛平湿原に移動
作業者二人とも70歳前後の高齢者で、弥兵衛平湿原は遠いです。
若い人の参加を期待します。
写真は、弥兵衛平湿原の第2植生回復区の様子です。
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同じ場所の2009年9月の写真です。植生がなく、泥炭層がむき出しになっていました。
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アカモノが登山道の周囲に咲いていました。
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こちらはシラタマノキです。花や実があるとアカモノとの違いは明瞭です。
でも、葉だけだと、なかなか区別がつきづらいです。
葉の先端が尖っているか、鈍角なのかの違いがあるようですが。
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二つ葉をならべてみました。右がアカモノ、左がシラタマノキ
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これは、弥兵衛平湿原の第1植生回復区のNo2定点の写真  2022年8月撮影です。
写真に5cmメッシュの赤線を入れて被度などを判定しています。
左上のツツジ科がアカモノなのかシラタマノキなのか、どちらでしょうか。
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同じ定点No2の写真ですが、これは2020年8月です。
左上のツツジ科植物は、まだ少ないです。
このツツジ科は、もちろん種まきの対象ではなく、自然と成長したもの。