弥平平湿原 採種作業 2023.9.2


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計画では8月19日に種取りだったが、天候不順(雷雨の予報)のため中止した。
予備日を決めていなかったが、9月2日に種取りを実施した。
ただ、本年は気温が高く、登熟も早く、ミタケスゲはほとんど自然落果していた。
採種対象は、ミカヅキグサ・ミヤマイヌノハナヒゲ・ミタケスゲ・ヌマガヤ・
ミヤマホソコウガイゼキショウであるが、ミヤマホソコウガイゼキショウも
遅きに失する状況。
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りんどう(エゾオヤマリンドウ)も少し盛りが過ぎている様子。
例年より2週間くらい早い感じか。
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クロマメノキが豊作だった。
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採種した種子は、9月9日に小凹湿原に播種する。
小凹湿原は、人形石から東に下ったところにある湿原。
小規模だが、泥炭層が発達した高層湿原。
しかし、登山道として歩いた箇所の植生が失われている。
木歩道が設置されているが、植生の自然回復は進まず、今年から木歩道周辺に
播種区域を設定して植生回復を試みることにした。
9月9日午前9時ロープウェイ湯元駅集合で実施(雨天延期)。