弥兵衛平湿原の筵外し,説明プレート設置  2009年6月1日


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 今年のリフトの運行は、休日に合わせて5月30日(土)から始まったのですが、私たちの
 弥兵衛平での活動は予定通り6月1日から開始しました。この日の主な目標は凍上防止用の
 莚を外すことと昨秋播種したところの発芽の様子をみることで、例年と同じです。
 しかし今年はもう一つ、追加の作業がありました。
 現地での湿原植生回復事業説明プレート(置賜森林管理署製作)の荷上げ作業です。
 これが太い材木から作られたもので、大変重く、50kgくらいはあるように感じました。
 アオモリトドマツ林に1~2m残っている凸凹の雪の上を橇に乗せて引き上げるのは、
 屈強な男たち数人がかりでも大変な重労働でした。
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   荷上げに携わらない先行グループは、11時過ぎには現地に到着して直ちに莚外しをし
   秋にはまた使えるように手際よく丸めて木道下に収納するなどの作業をしながら荷上げ
   グループの到着を待ちました。


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説明プレートは現地の木道脇に設置され、これから多くの登山者に湿原の環境保全の大切さと
困難さを訴え続けることになります。莚を撤去した現場は格別の乱れもなく、若芽の発芽も
順調なようで、緑に覆われる夏が楽しみです。
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