【3-2-2】堀立川遊水地

堀立川遊水地探鳥会(2004-No2) 2004/05/22

5月22日(土)、堀立川遊水地にて、日本鳥類保護連盟専門員の鳥海隼夫さんによる 探鳥会が行われました。「今日は鳥はあまり見られないかも・・・」との予想に反して22種類もの 野鳥達に出会うことが出来ました。中でも、オオタカの幼鳥に出会えたことは、とっても幸運な事でした・・・。

オオヨシキリ
今、遊水地で一番にぎやかな鳥は何といってもオオヨシキリでしょう。
ギョシギョシ、ゲゲシッ!テリトリーを巡ってか、あちこちでオオヨシキリ同士の 追いかけっこも見られ、もう、大さわぎでした。 オオヨシキリが来るともう初夏ですね・・・。
アオサギ
今日はアオサギの当たり日? 遊水地のあちこちで何羽ものアオサギの姿を見ることが出来ました。 飛ぶ姿はまるで恐竜。じっとエサを狙って立ちつくす姿はまるでオブジェ。 それにしてもアオサギはいつ見ても存在感のある鳥です。
カッコウ
オオヨシキリがギョシギョシ・・・と鳴き始める頃、カッコウも高らかに鳴き始めます。 このカッコウが託卵をするのはオオヨシキリでしょうか?
モズでしょうか? いずれにしろ、自然界の厳しさを知る思いがします。
バン
バンが今年もこの遊水地にやってきてくれました。 赤と黄色のくちばしがとっても印象的でした。 昨年は、ここで子育てをしている姿が見られました。 今年も見られるといいですね。
コガモ
まだのんびり屋さんの冬鳥、コガモが遊水地に残っていました。
一体、いつ旅立つのでしょう?
旅立つ時は気を付けて。また、日本に無事戻ってきてください。
ノスリ
斜平山の方面を横っ飛びにスーッと通り抜けていきました。
本当に一瞬の出会いでした。
チョウゲンボウ
一番に遊水地に着いた方だけの確認です。
やはり早起きは三文の得!?
オオタカ(幼鳥)
思いもよらないお客様が遊水地に現れました。まだ巣立ったばかり。
全身が茶色がかった幼鳥のオオタカです。
背の低い立ち木で隠れる様にじっと、とまってしました。
その後も、鉄塔にとまったり、しばらくの間遊水地にとどまってくれました。 オオタカは絶滅危惧種。 この地にオオタカの雄大な飛翔がいつまでも見られることを望まずにはいられません。


 その他、コチドリ、カルガモ、キジ、モズ、ホオアカ、ツバメ、ハシボソカラス、トビ、スズメ、ハクセキレイ、ドバト、 ヒバリ、ムクドリ、カワラヒワに出会えました。
お天気にも恵まれ、沢山の野鳥達、そして素敵な人達にも会うこともできて、本当に 素晴らしい出会いの1日でした。 どうぞ、この自然が末永く守られて行きます様に。